「信用スコア × 公共善活動」のポテンシャルについて

プロボノ

プロボノなど公共善活動が信用スコアに反映されるといいな、と思うので、そのあたりについてざっと書いていきます。

 

前提

プロボノというのは、自分の経験やスキルを活かして、社会がよくなるための活動に取り組むことを言い、ボランティア活動の一種になります。

公共善活動、という言葉はググってもまだあまり出てこないですが、公共善のための活動、公共が良くなるための活動、を意味して使っています。

僕自身は信用スコアをまだ利用していませんし、ウォッチし続けてるわけでもないので、本件は思いつきで書き綴ったものになります。

 

そう思ったのはなぜ?

「アフターデジタル」という本を読んで、中国ではオンラインとオフラインの境界線がなくなり、リアルな活動もどんどんデータ化されていて、それが信用スコアに反映され、与信はもちろん、スコア向上が生活向上につながる社会になりつつあるというのを知って、すごく面白いな、と思いました。

信用スコアについては、以下の記事が参考になりました。

信用スコアとは?メリット、デメリット、日本の信用スコアについても解説

 

そして日本ではどうなるだろう?を考えてるうちに、スコアづくりの観点で、自分が取り組むプロボノをはじめとすると公共善活動がスコアに反映されればいいのに、と思いました。

ボランティア、市民活動、NPO、プロボノ……などといった分野、日本ではお金のまわりがよくありません。

取り組む方々もお金目当てではないことが多いのは素晴らしいのですが、何かもう少しインセンティブがあるといいし、継続もしやすくなるし、そうなることで公共善活動に参加する人が増えるだろうなと想像します。

日本における信用スコアはメリットがまだはっきりとしない印象ですが、与信だけではなく、何かサービスが受けられるようになっていく筈です。

サービスを受けたければ信用スコアを上げる。上げる方法はいくつか用意されてますし、その手段は増えていくと思うのですが、それは消費的なことが多くなりそうなので、是非、公共善活動も手段として入れて欲しいと思います。

そうすることで 良いことする → スコアが上がる → 信用があがりサービスを受けられる → もっと活動しよう、といった循環が期待できます。

それから、日本では信用スコアはまだ未知のモヤモヤする存在ですが、公共善活動がスコアリングされると、一気に健全性や納得感が高まることも期待できると思います。

 

公共善活動のデータはあるのか?

あるところにはあります(笑)

少なくても自分が関わっている団体では、800本以上のプロジェクトを行った記録が保持されているので、国内では貴重なデータの1つとなる筈です。

もちろんこういった活用は想定されてきていないので、即スコアへ反映は難しいと思いますが、ゼロからデータ保持していくよりかは取り組みやすいかと思います。

ここでプッシュしすぎるのは団体の意志を加味しないものになるので、一旦ここまでにしておきます(笑)

 

データについてはなければ作ればいいので、信用スコアを提供する会社は、公共善活動団体へ投資してデータをとれるようにしていけばいいかと思います。

投資はお金ではなくて、システムの提供ということになるでしょうね。

データがとれるということは、リターンとしてはかなり確実なものになるので、社内的にも納得が得られやすいのではなないでしょうか?(甘い?)

 

インセンティブは仮想通貨について

社会貢献を可視化する actcoin というサービスがあります。

actcoin

愛と勇気とお金の等価交換を実現する、と掲げ、仮想通貨を発行しています。

まだその仮想通貨がどのように使えるようになるのか見えてきていませんが、ようするに社会貢献活動のインセンティブをお金にしていこうとしているサービスです。

素晴らしい!しっかり成長してほしい!
(一応登録してるし、利用も1回しました)

と心底思うかたわら、仮想通貨自体がモヤモヤする存在なので、なんだか先が読めません。

お金というのは当たり前のものでありながら、闇もあります。

何を言おうとしているかというと、社会貢献、公共善活動のインセンティブにお金はもちろんど真ん中でありなのですが、信用スコアの方がマッチするんじゃないかなぁ、ということです。

肌感覚なので論理的ではないですが、ボランティアしたら金もらえたよりも、ボランティアしたら信用スコア上がった、という方が文脈が自然な気がするのですよね。

個人的にお金に対して余計な思いが多く、できればなくなってしまえと思っているという背景もあるのですが(笑)

 


言いたいことは、一旦以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

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