動画編集で「人は手を動かさないのに時間がかかる作業」について

動画の編集

1秒の動画には、だいたい30枚の静止画が含まれています。
16:9の動画が標準的なので、

  • 横幅 1280px 高さ 720px(HD)
  • 横幅 1920px 高さ 1080px(FullHD)
  • 横幅 3840px 高さ 2160px(4K)

こんなサイズの静止画が30枚埋め込まれているわけです。

1秒にだいたい30枚と書きましたが、最近では60枚や120枚といった場合もあります。
パラパラ漫画と同じで、1秒間に含まれる枚数が多ければ多いほど、映像の動きが滑らかに見えるようになります。

なので、画質について、
横幅 1280px 高さ 720px 1秒間に30フレーム だと普通な感じがして、
横幅 3840px 高さ 2160px 1秒間に120フレーム だとすっごい綺麗に感じます。

これらの数字が大きければ大きいほど、1つの動画ファイルの容量は大きくなり、パソコンの処理も大変になります。

動画編集の作業で、人は何もしないけど、パソコンが頑張る作業というものがあります。
それがレンダリング。

たとえば「あいうえお」という文字を動画で表示させたい場合、
横幅 1280px 高さ 720px 30フレーム/秒 長さ1分ならば、
↑このサイズの静止画に「あいうえお」を1800回書き込む作業をします。

あ、ごめん、「あいうえ・お」だったわー、という修正が発生すると、また再び1800回の書き込む作業が発生します。

この書き込む作業がレンダリングです。
レンダリングの速さは、パソコンのスペックに依存します。

パソコンも基本性能は上がっているので、事務用パソコンでも
横幅 1280px 高さ 720px 30フレーム/秒
このレベルならそこそこさばけますが、
60フレーム/秒になったり、
横幅 1920px 高さ 1080px(FullHD)
になったりすると、けっこう時間かかるな〜という感じになります。

レンダリングは編集中にもしますが、書き出しの際にも行われるので、人は何もしないのだけど、パソコンの処理にはけっこう時間がかかるんですよね。

この記事を書いた人

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