七夕の概要
七夕は「たなばた」と読む。
五節句のひとつ。節句とは季節の節目の日で、陰陽五行説に由来する暦。
七夕は陰暦の7月7日のことをいう。(現在の暦では8月23日頃)
この日に牽牛星と織女星を祭る行事を七夕祭り、または星祭りという。
現在は、新暦の7月7日、8月7日に行われることが多い。
短冊に願い事などを書いて、飾りと一緒に笹に飾り、翌朝、笹だけを川や海に流す行事が一般に見られる。また、お盆の行事とも関係がある。
七夕の由来
日本には古来、水辺にこしらえた棚で客神(まれひと)を迎えるために、神聖な処女である棚機津女(たなばたつめ)が機を織りながら待つという儀礼があった。これは秋の豊作を祈る神事にあたり、集落の穢れを祓う行事でもある。客神が祖霊である場合や時期的なものから、お盆との関係も深い。
中国では、牽牛と織女の2つの星が、晴れていれば天の川渡って会うことができるとされる日が七夕(旧暦の7月7日)であり、古くから伝わる。この日、女子は裁縫の上達を祈る乞巧奠(きこうてん)という行事が行われていた。
これらが次第に習合されていく。
乞巧奠が奈良時代にわが国へ伝わり、宮中で盛んに行われるようになった。正倉院の宝蔵にも星祭りの祭具が伝わっているらしい。
平安時代に入ると宮廷行事として整えられ、また民間にも広まり、今も止まることなく民間独特の形で祭りが行われ続けている。
さいごに
途中まで整理して、七夕に神社が祭りをする理由がはっきりと見えてこないと思ったのですが、貴船神社による記事に答えがあり、とても参考になりました。