我が子は、2011年9月より自由教育を実施している小学校へ転校しました。
自由教育という言葉は正式なものではないと思いますが、一貫教育に対する言葉として使っています。
一貫教育では皆が同じことを学びますが、自由教育はそうではなく、何を学ぶのかは子ども自身が考えます。
もちろん最低限の座学はありますが、我が子の学校の場合、1週間のうち6時間程度。進捗も個人で異なり、宿題は絶対に出ません。
それ以外の時間は主にプロジェクトという時間を過ごします。ここでは、表現、木工、園芸、食、農業、焼き物についてチームで研究します。チームへの参加は勿論自分で選択です。
また、基本的に全寮制というのも特徴の1つ。寮生活は様々な事が発生するわけですが、生活のルールも子ども達が作り、アップデートしていきます。
最初は面白い学校だ、個性を伸ばしてくれる、という点で良かったと思っていましたが、別視点で、苦しい時代を生き抜くには一貫教育ではだめだ…と思うようになり、この学校選んじゃってホントに良かった!!と思うようになりました。
先日、卒業式ではなく「卒業を祝う会」が行われました(毎年の恒例行事)。
小、中、高専の卒業を生徒全員で祝います。卒業ではない子の両親も参加でき、毎年皆さん行かれるようなので、我が家も勿論参加。
卒業証書授与をしながら、卒業生全員がコメントします。これが最大の見所と聞いていたので、印象に残った言葉をツイートしながら聞いていました。
このあとに印象に残ったものを掲載しています。あまり含めなかったのですが「両親にありがとう」と言う子どもが多くてびっくり。
そして、どの学年もホントに子どもの発言か…とびっくりするものばかり…。では、以下ざざざっとどうぞ。
小学生編
- 嫌なこともいっぱいあったけど、それ以上に良いことが沢山あった
- この学校に入れてくれてありがとう
- 笑顔でいる時間が増えた
中学生編
- この学校に来て行動的になった
- 御礼したい人がたくさんいる
- 今がなくなるのは寂しくなる
- 自分で考えて行動できる楽しさ
- 自分らしくすすむことを大事にしたい
- 楽しんだ分だけ得する学校
- お父さん、お母さん、本当にありがとう
- 今の自分に自信があって、自分が凄く好き
- 外国に興味があります
- やりたい事がいっぱいできて感謝
- 忙し過ぎていやや! だけど、したい事がまだ沢山ある!
- 忙しかった分だけ自分たちで考えた計画があった
高専編
- 性格の発達には、両親、学校、同学年が重要
- 好きな物に一直線にむかえるのはこの学校のおかげ
- 悲しいことがあってもすぐに笑顔になれる魔法みたいな学校
- 大切な人に出会えてよかった
- もっと素敵になるために、もっと色んなことを知りたい
- 今までのあたりまえに感謝したい
- 皆さんに会えたことが宝
- 幸せで貴重な時間だった
- こんな自分になると思わなかった。自由って難しかった。でも皆が支えてくれた。皆の個性豊かだからこそ今がある
- 疲れたら休む、そこそこ勉強する。それに答えてくれる学校
- これ以上楽しいことを見つけるのは難しいかもしれない
- この学校をを出ると、この学校の力がわかる
- この学校は物にたとえると鏡。時々曇るけど、まわりの友達が磨いてくれる。おかん、ありがとう。これからは助け合っていきていこう
- 誰もが同じではない、色々な子がいられる学校
号泣したわけではないのだけど、なんか終止ウルウル。
ここで感じられる気持ちは他では体験できないと思います。