LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソン@大阪
に参加してきました。
ハッカソンにしっかり参加するのは初めてだったのですが、サイボウズさんから Kintone 賞をいただくことができて、とりあえずご満悦であります。
ざっくりとなりますが、振り返りをしたいと思います。
LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソンについて
グランプリの賞金は1000万円という非常に大きな規模の LINE BOOT AWARDS 2018 が前提となるハッカソンです。
このエントリーの前哨戦となるハッカソンが各地で行われています。
このハッカソンの大阪版に参加した次第です。
チームについて
慣れ親しんだメンバーからの紹介で参加することにしました。
しかし2人という数字はやや受身的な数字ですし、動きが欲しいということで、もう1名追加で、合計3名のチームで参加をすることにしました。
この3名の共通点はプロボノ。
NPO・地域団体を支援することに関心と経験がある3名で参加に至った次第です。
僕はプランナーとして参加。
他2名はエンジニアとして参加していますが、Webサービスを日々作っているようなスキルではないため、チームとしてはスペック不足な一面がありつつも、3名中2名は初参加ということ、最終的に1000万円という夢を見れることから、楽しんでチームビルディングし、ハッカソン参加となりました。
下準備について
今回題材となるのは、LINE BOTおよび、スマートスピーカーのClova。
どれも開発経験なしのものだったので、少し下調べをしたり、事前にアイデアだしのワークはすすめていました。
面白サービス作るぜ!
よりも、現実的に使えるものに比重をおきたいので、ハッカソンで閃くアイデアがなければ、これで開発をすすめようというアイデアが1週間前にはできあがりました。
ハッカソン1日目
開発に入る前に、インプット、アイスブレイク&アイデアソン、チームビルディング、といったプロセスがありました。
今回はチーム参加ですが、このプロセスは個々に参加がルールだったので、その通りに参加しました。
このアイデアソンで、個人的に予期せぬアイデアが生まれるといったこともありました。
チームに戻り、何を開発するか?の相談をしました。
AWARDSのエントリーとしては下準備のアイデアで開発をすすめることにしましたが、ハッカソンでは違うものをやってみようということで、アイデアソンでそれぞれが作ったアイデアから1つを選択肢し、それについてディスッカションをすすめました。
しかし、詰めていくとアイデアが削ぎ落とされていってイメージどおりのサービスにならないことと、LINEさん本体がやってるサービスに抵触することから、これについては早々に取り下げることに。
ランチ中のディスカッションでこの落とし込みに到れたので大きなダメージにはならず、気を取り直して、下準備からのアイデアについて仕様を詰めていく運びとなりました。
考えてるものは複雑なものではないのですが、ちゃんと作らないと信用性にかけるものです。
全体像としては、LINE BOT、LINE Clova、twilio、Kintoneで構成すれば実現できそうということがわかったのですが、使い慣れていないサービスの活用ということもあり、1日目は基礎的な使い方を把握することで終了となりました。
その晩、エンジニアの2人は作業をすすめたり、効率よく開発できるようにググったりをすすめてくれていました。
ハッカソン2日目
前夜からの進捗報告でスタート。
自分は進捗がないので、2日目のタスクについて確認。
そして2日目に、自分がやったことを書いてみます。
①フローの構築
(1日目から引き続き)ユーザーの利用に関するフローを作成しました。
Webのページ遷移とは違い、LINE BOTやClovaの動作遷移についてまとめる感じです。
②呼び出し名の検討
Clovaは「ねぇClova」で起動し、固有のアクションについてはスキルというものを起動する必要があります。
このスキルを起動するための言葉=呼び出し名を決めなくてはいけないのですが、汎用性の高い言葉は認識されにくいようで、固有名詞的なものである必要があるようでした。
色々試してみたのですが、小1時間の格闘となりました(笑)
結果FIXできた呼び出し名は「おでかけちゃん」となりました。
③ハッカソンエントリー作成
開発してるサービスの概要を提出する必要があり、その作成をしました。
④プレゼンスライド作成
開発しているサービスについて、全チームが3分のプレゼンを行います。
これに関するスライドの作成をしました。
⑤プレゼン
3分のプレゼンは自分が担当しました。
ハッカソンの結果
冒頭に書きましたが、サイボウズさんから Kintone賞をいただくことができました。
とりあえず素直に喜んでおります(笑)
しかし、サービスについては完成に至ることができませんでした……。
サービスとしてもハッカソン向けの面白くて技術的なキラキラ企画ではなくて、非常に現実的で、単独ではなく実在するサービスを補強するようなもの。
頂いた賞についても、たまたま Kintone を使っていたから……ぐらいのものでありました。
そして開発については各API企業のメンターからヘルプを受けまくり。
これらが悪いことではありませんが、皆さんに支えられての結果ということです。
とてもありがたいことですし、こういった一面もハッカソンの面白味なのかなと思いました。
↑メンターに教わっているところ。
どんなサービスを開発していたのか?
簡単にいうと、Webフォームで送信しているものを、スマートスピーカーやLINEで実現するといったもの。
プレゼンで使ったスライドを貼り付けておきます。
このサービスについてあれこれ
①実際に行われたプロジェクトのアフター展開
スライドを見ていただくとわかるのですが、実際に存在する、高齢者向け移動支援サービスが題材となっています。
そしてこの移動支援サービスは、2017年度に自分が所属するNPOと大阪府がプロボノプロジェクトで支援したものです。
そのプロジェクトの更なるバージョンアップとして、(勝手に善意でw)今回の「おでかけちゃん」を開発しており、完成したら移動支援サービスをしている団体に提案しにいくことを予定しています。
また、ハッカソンでチームを組んだメンバーは、プロボノ経験者です。
プロボノ経験者が、別のプロボノチームが取り組んだものをバージョンアップするという取り組みになっており、その界隈ではなかなか新しい事例になるのではないかと思っています。
②横展開の検討
移動支援サービスというのは今後が増えていくでしょうし、予約管理をどのように行うかはどこの団体でも課題になっていくでしょう。
「おでかけちゃん」は汎用性があり、オープンなサービスにしたいと思っているので、しっかりと作り込んで、他の団体にも提案していきたいなと考えています。
ハッカソンに関するあれこれ
①会場について
会場提供は、さくらインターネットさんでした。
梅田のグランフロント南館のオフィスタワー35F。
イベントに使いやすく、眺めも抜群。
②開発でお世話になったClovaブラウン
③デモストレーション
プレゼンではデモなし、質疑応答なしということで、プレゼン後にその時間が用意されました。
完全実装はできませんでしたが、今後の予定やポテンシャルについてエンジニアメンバーが力説。
④表彰の様子
画像は以下よりいただきました。
hhttps://twitter.com/masaya3/status/1041605512893087744
⑤他チームのサービスについて
実質1.5日ぐらいでよくまぁそんな細部まで作れるなぁと関心するもの多数でした。
ハッカソンはエンジニアのもの……というイメージがあって、ちょっと距離をおいていたのですが、よい刺激をもらえる機会であることがわかったので、年に1回ぐらい参加したいなぁと思いました。
さいごに
今後の予定としては、
- 人材補強
- 10/10までにAWARDSエントリー
- サービスの基本的な完成
- 団体への提案
といったあたりを進めていくつもりです。
自分としては、ソーシャルなプロジェクトからのサービス第2弾ということになりますが、色々と模索していきたいと思います。