神社へ行くようになった理由は?
2011年頃から神社へ行くようになりました。
それまでは特別な関心はなく、初詣に行く程度のものでした。
2011年は東日本大震災があり、自分にとって大きな変化が訪れます。
当時37歳、妻子あり、独立起業し細々と苦労のない生活を送り、大抵のことはわかった気になっていましたが、原発事故によりそれは一転します。
放射能が大きな話題となり、何ともないという話、多大な影響をもたらすだろうという話、どちらも溢れ、自分も一定量の情報収集をしました。この時に感じたのが、世の中わからないことだらけということでした。
その中で自分は何者なのだろう?という疑問にぶつかり、初めの答えは「自分は日本人である」でした。しかし僕は日本という国について何も知りませんでした。
日本に関する本を読んだり、人の話を聞いたりしているうちに、古事記、日本書紀には日本の建国について書かれているということを知りました。
当時、パートナーが神社へ行くようになっていたので、自分も同行していました。そこで記紀に書かれている神様が祀られていることに気づき、関心が高まります。
神社に詳しい方にも出会ったり、怪しげな神社ミステリーな情報を得たり、美しい景色や巨木や巨石に出会ったり、そんな体験をしているうちに、すっかり神社ワールドにはまり、今では日々に神社へいくのが習慣となりました。
ちなみに神社の旅は、2011年3月、厳島神社からスタートしました。
関わりが深い神様
何をもって関わりが深いとしているか、それは氏神神社、産土神社の観点になります。
氏神、産土の定義は現代では曖昧になっているようですが、生まれた場所、住んでる場所からの話になりますのでここでは産土神社としておきたいと思います。
まずは大国主(オオクニヌシ)。生まれてから30歳手前まで住んだ場所にて関わりが深い神様です。
大国主といえば古の出雲国を作られましたが、私の父方3世代上が島根県松江出身でありまして、ここからも縁を感じています。
建御名方(タケミナカタ)。30代のほとんどを過ごした場所且つ現在住民票をもつ土地では、諏訪神社が鎮守でありました。
いくつかの神社を合祀してはいますが、筆頭は建御名方。
建御名方もやはり出雲出身の神様であることを添えておきます。
菅原道真(スガワラ ノ ミチザネ)。現在の拠点でお世話になっています。
道真公も血筋を辿ると出雲出身の流れがあります。
どの神様も出雲に縁があり、自分としても出雲には言葉に表せない思い入れがあります。
足を運んだのは3度。まだまだ行きたい神社がたくさんあります。
過去に開催した神社をテーマにしたイベント
①神社の勉強会
だいたい同年代の神職さんと仲良くなることができ、またこの方がとても博学であり、国士的な印象もあり、勉強会の講師になって頂き、2018〜20年の間に4回実施しました。以下4件、過去の記録です。
②神社の話をするオンラインサロン
神社や神様の話ができる場をいくつか作ってきていましたが、そのオンライン版ができないかと、クローズドで運営したものです。
最初の企画として、古事記(ただし現代語訳したもの)の読書会を実施。約1年半、全22回かけて読破することができました。(2020年3月) これを記念してネットで見かけた気になる神社関係者をゲストにお招きするイベントも実施。
参加者は自分を含めて10名。東京、大阪、ヒューストン、シンガポールから集まる国際的な(笑)オンラインサロンとなりました。
③新年のお導き神様と出会う会
これは年末だけに行うイベントとして企画していました。素敵なイラストで神様が描かれる「日本の神様カード」を引き、そこで出会った神様を新年のお導き担当とさせていただく(笑) という催しです。
カードの絵柄から得られるインスピレーション、神様をググって得られるメッセージ、参拝すると良さそな神社、などについてみんなでワイワイ語り合います。
④オリジナル講座
オリジナルの講座……というとおこがましいのですが、吸収したものをシェアしたいという思いで、「神社の楽しみ方」という講座を作りました。「みんなのサマーセミナー」というイベントに参加するために制作したもので、2編存在します。3編目を制作したい思いもありましたが、コロナでイベントが実施されないことで制作に至らず、また知識が拡大したことから色々と成立しないものが出てきてしまい、制作継続に至らずとなりました。2編目については、以下にて動画を見て頂けます。
⑤その他
他にも突発で思いついた企画や、巡礼という名のフィールドワークをしています。
巡礼ミッション
神社には系列付けやグルーピングができるのですが、そうなるとコンプリートしたいみたいな思いが出てきます。これはゲーム感覚レベルでやっていることですが、現在取り組んでいるものが2つあります。
①神宮125社巡り
神宮とは、いわゆる伊勢神宮のことです。「神宮」が正式名称なんですね。
伊勢の神宮は125社で構成されていて、三重県内に広く分布しています。
2022年3月に完遂しまして、以下にてざっくりレポートをお読みいただけます。
②大阪市内巡礼
拠点が大阪市内にあるので、せめて大阪市内の神社は全てご挨拶したいという思いで巡りました。大阪神社庁登録神社については2022年頃に完了。
御朱印集めについて
御朱印集めはしていませんが、御朱印帳の製作販売をしている友人がいまして、1冊頂いたので、せっかくなのでやってみようと思い、二十二社に絞った御朱印集めをしたことがありました。
二十二社:
平安時代中期から中世半ばまで朝廷の格別の崇敬を受けた二十二の神社。(神道辞典より引用)
どういった神社があるのかはWikipediaで見て頂くとしまして、2016年1月に住吉大社からスタートし2019年6月の廣瀬大社まで、約3.5年をかけて達成することができました。(関西に集中しているので連続でいけばもっと早く終了します)
……が!
仕上がった御朱印帳を見ていましたらば、何かおかしい。
おかしいので1社ずつ確認したところ、春日大社がありませんでした……。
その替わりと言いましょうか、西宮神社が入っておりました……。
春日よりはえべっさんに縁がありますし、好きなのですが、これは痛恨のミスであります……。
たった1つの間違いが台無しの大惨事……。
その御朱印帳を今後どうするべきか、春日大社を追加して完成させるのか、もうなかったことにするのか、やりなおすのか……。悩んだあげく、2020年3月に春日大社を参拝し完結となりました。
一社多いのは「二十二社 + 崇敬社」ということと致しました。