今回のおっさん歩は、ともかくちょっとどっか行こう、夜に三ノ宮で予定があるから、三ノ宮を基点に考えよう、なんとなく滝が見たい気がする、みたいなあたりから地図を見てポイントを検討。滝、ぶどう、磐座、こんなあたりがキーワードの散歩になったよ
絶景本にで見かけた「布引の滝」に行ってみたいなぁと思って調べていたら、周辺に滝がいくつかあることがわかる。けっこうがっつりハイキングコースが組めるようだけど、車で動くことを考えていたので、今回はスキップ。
布引だけで半日のハイキングできそうだよ
三ノ宮から少し北上して「曇ケ滝」へ。
「瀧宮社」という神社から見下ろすことができる滝。
駐車場はないので、近くの「淡河町公園」に止めて少し歩く。
瀧宮社の祭神は大彦龍神。1690年頃に水火災除のために祀ったとのこと。
目的の滝はというと……。
柵と木が邪魔であまり見えない感じでした……。
今回、あわよくば……と思っているのが葡萄のゲット。ピオーネ、安く買えないかな、と。季節的にはもう終盤なんだけど。
道すがらの「スーパーおうご」で葡萄の看板を発見。キタ!と思って立ち寄ってみた。
たしかに葡萄は売っているのだけど、安くはない……いや、安いのかな? 大阪市内のスーパーだと一房2000円するけど、二房入ってる? でもんー、ちょっと見た目微妙? 大阪市内スーパーに並ぶやつは規格品だろうから、それと比べるのは……、とかなんとか頭の中で問答しながら、ここでの購入はやめる。
少し進んで、これも道すがら気になっていた「満月堂」(和菓子屋)へ立ち寄り。
団子と大福をおやつにゲット。
満月堂はちょっと混んでたっす! ほうじ茶って書いてある方は大福なんだけど、食べるの忘れていたことに4日後に気がついて、賞味期限切れてた(笑)
葡萄はあったけど購入はなし。その他特記事項もなし。
駐車場から「淡河城址」が見えた。
1222~1615年に城があったらしいけど、現在の様子はなんとかちょっと可愛らしい感じ。
さらに北上して、今度は「黒滝」へ。
景色がだいぶのどかになってきた。良い感じ。
近くまで車で行ったら駐車場がなく、近くの「山田錦の郷」に駐車してくれとのこと。山田錦はお酒用の米のこと。
山田錦の郷は道の駅みたいなところ。ということは葡萄があるかも!?
葡萄ありました。いっぱいあった。
葡萄フェアみたいな感じだったよ
でもね、ピオーネはなかった。。。
「ピオーネはもう終わりやな」
って、ぼそっと呟いたおっちゃんとすれ違った。
終わりかー。そうかー。
気を取り戻りして黒滝へ。
駐車して黒滝へ戻るには、1kmぐらい歩く。
看板があるので迷うことはない。
滝の手前にあるお稲荷さん(多分)。
ほぼ崩壊……。
こういうところも、素通りせずにお祈りするよ
はい、黒滝に到着。
黒滝には、狐と狸の化かし合い民話が残っているらしい。
滝の写真、いい感じで撮れたので嬉しいぜー
駐車場へもどる途中にある御旅所。
近くの若宮神社の神輿が立ち寄る場所で、その際には伊勢音頭が歌われ、サルタヒコとアメノズメが先導をするらしい。兵庫県のど真ん中で伊勢音頭ってなんで?と思ったが、調べると江戸時代に全国へ広まったとのこと。
その若宮神社。通称・若宮八幡神社とのことだけど祭神は仁徳天皇。八幡といえば別の神様だけど、荒廃、改修、再建を経て現在に至るうちに変遷したのかな……。
室町時代に始まった「ヤホー神事」というものが残っているらしい。
なんかファンキーな名前の神事だよな。語源を調べたけど見つからなかった
ここまで約3時間。山田錦の郷で足湯につかってちょっと休憩。
「吉川温泉よかたん」という温泉もあって、湯につかる用意もしていたけど、残り時間を考えて今回はスキップ。
山田錦の郷は、ちょっとした日帰り温泉にもよさそう
後半戦。
「御酒神社」へ立ち寄り。主祭神はオオヒルメだけど、オオナムチの天降り(立ち寄り?)に起源があるらしくかなり古そう。往古は岩宮と呼ばれてたらしく、その理由がこちらだろう。
本殿に向かって右側に立派な磐座あり。
磐座、久々だったよ。オオヒルメは天照大神の別名と憶えておけばいいよ
磐座をじっくり堪能してから南下して「御坂神社」へ。祭神はヤトカカスミモロノカミ。オオナムチの別名。詳しいことはあまり残ってないようだが、元は別の場所だった模様。
天気もよく、西日に映えて美しかった。
この近くに、仁賢天皇、顕宗天皇となった二王子の伝説に関わる「志染の石室」という場所があるのだけど、今回は時間の関係でスキップ。
オオナムチは大国主のことで、出雲大社の神様だよ。石室を避けたのは、陰な場所と思われることがもう1つの理由なんだよね
三木市にはぶどう園があって、つい先日まで市役所前で直売もしていたようなので、葡萄ゲットできるかも?の最終ポイント「道の駅 みき」へ。
葡萄はあったのだけど、なぜか長野県産、岡山県産ばかり。んー、残念。
今回、神社としては一番期待していた子午線上にある「神出神社」へ向かう。
が、どうも道が険しすぎて怪しい……。地図を見直して別ルートで向かってみると、今度はその道の門が閉じていた……。
ということで、時間もないし今回は諦めることに。
その方面の感じでいうところの、今回はタイミングじゃなかったというところだろうか。
あとで調べ直してわかったのだけど、このあたりは、雄岡山、雌岡山といって、男女、陰陽のセットがある。そして、更に神秘的な配置もあって、改めて興味深い場所となった。
神秘的な配置に関する解説は以下で読むことができる。
近いうちに、神出神社ツアーすることにするよ
今回はここまで。