子どもが中学を卒業、この一年間で起こったこと

子どもが中学の3年間を修了した。
自己決定、個性化、体験を方針とする教育環境、山の中での寮生活に入って5年半が過ぎた。

この学校へ来て、彼は自信を取り戻し、体験を重ねることで人間性に厚みが出てきた。
彼の考えを聞くことはとても面白いし、星座や数字などからみれる傾向がとてもよく出ている。

中学3年といえば受験に焦点があたりがちだが、初めて自分で人生の選択をする、というのが本質だと思う。

我が家では一定の勉強促進もしていたが、人生の中で今はどういった時期なのか、これからどういったステップがあるのかを知ってもらい、(彼が)本当は何がしたいのかを炙りだすことをしてみていた。
これがどういう影響をもたらしていくのかは、高校生活の中で明らかになっていくと思う。

そしてこの一年間、いくつかのことが起こったので、それについてあげてみる。

* * *

受験とは成長プロセスだった

僕は受験から逃げたタイプだった。
そんな自分がイメージする受験とは、成果確認や審査、判定の場のようにイメージしていた。
しかしそうではなかった。

受験を通して彼が成長するのを感じた。
願書に2つの作文を書かなくてはいけなく、その作文は担任などのチェックを受けながら進められていた。
4回程度の書き直しで完成したようで、その前後で、彼の様子は変わっていた。

何かやりたいことがクリアになったわけではないようだが、彼が今もっている価値観が明確になったようだった。
それ以降、発言がしっかりしてると感じたり、言葉に力があるように感じたりしている。

様々な選択をする子どもたち

我が子は聞けばいろいろ話してくれるので、毎週、他の子どもたちの様子を聞いていた。
この学校の高専へ上がろうとするか、外へいくのか、それが決まるタイミングはそれぞれ違うし、理由もさまざまのようだった。

希望が叶わない子もいたし、まさか…の選択をする子もいた。
その選択について、子どもと、妻と意見交換をした。
そしてその選択は僕が少し知っている世界のことで、何らかの形で応援してあげたいなと思ってるのだが、ご両親がどう捉えているのか知らないので、気軽に手を出せない案件となっている(笑)

自分の高校受験は選択的ではなく、行ける高校へ行く感じだったので、子どもたちの様子とても興味深く聞くことができた。

我が家が共有する価値観について整理できた

願書には保護者も作文を2つ書かなくてはいけなかった。
大したお題ではないが、あまり考えたことがないテーマだったので、スムーズに書けなかった。

適当なことを都合よく書けるタイプではないので、下書きは全力を出し切って書いてみた。
筋道としては、我々夫婦(家族)が大事にしていることと、学校の理念を照らし合わせ、そのマッチ具合について書いた。

“大事にしていること”は心の中にあるもので、アウトプットしたものはなかったが、ここ2〜3年の間に取り組んできたことを整理することで明文化できた。
様々なプロセスの中で出てきたものを再整理しただけだったが、これが夫婦としての価値観であって、家族として共有したいものだった。

何年か前に、家族の理念みたいなものを作ったことがあったが、それよりも深いものにもなっていた。
我が家は家族3人がいつもバラバラな場所にいるので、契約や血縁以外に何をもって家族なのか?そんなことを考えていた時期のワークだったので、とてもよいプロセスとなった。

妻にはもちろん、子どもにも全て話して説明した。

子どもが3年間で学んだこと

卒業式のスピーチでは、協働する楽しみ、喜び、について語られた。
思い返すと3年間いつもそれが充分に成立していたわけではなかったようだけど、協働を重視したコミュニケーションをとっていたようで、酸いも甘いも体験し、その上で楽しみと喜びを感じていることは素晴らしいと思う。

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子どもは春から高校生、22年周期の数字で確認すると大きな変化の中間地点にさしかかり、今までと空気が違うステージへあがる。

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